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映画『高慢と偏見とゾンビ』を観ました 感想・紹介記事

表題作は先日アマゾンプライムで無料配信となるや否や、一部で注目を集めていた作品です。

  

「中途半端に時間を持て余していて」「どこかへ出掛けるほどのアクティブさはなく」「かといって好きな趣味に没頭するほどの集中力もなく」「とりあえずなんとなく退屈を紛らわせたい」

こんなどうしようもない時間を120分程確保できたので、物は試しにという事で視聴してみました。 

高慢と偏見とゾンビ(吹替版)
 

 

 

 

初めに

まず初めに、トータルとしての感想はB級ホラー映画です。 

全体的に予算はかかっていることは伝わってくるのでC級とは言えないかな?まぁ僕は評論家ではないのでAもDもよくわからないですけど。

それと原案(?)に当たるジェーン・オースティン著『高慢と偏見』を読んでおりませんので、どの程度準拠したシナリオになっているかが分かりません。

 

と、そんな完全初心者が暇つぶしの為に観た映画を、暇つぶしの為に感想記事としていきます(ネタバレ含む)。

 

まずはあらすじを紹介します。といってもこれは先述のプライム紹介文が秀逸なので引用させて頂きます。

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【ストーリー】
18世紀イギリス、謎のウィルスが蔓延、感染したものはゾンビとなって人々を襲っていた。
片田舎で暮らすベネット家の5人姉妹は、裕福な人との結婚を夢見ながら得意のカンフーでゾンビと戦う日々を送っていた。
そんなある日、屋敷の隣に、大富豪の騎士ダーシーが引っ越してきた。
狂気乱舞する姉妹だったが、次女エリザベスは、初対面でみせた彼の高慢な態度に嫌悪感を抱いていた。
だが、人類とゾンビの最終戦争が勃発し、共に戦うことになった二人は、互いの偏見に徐々に気づきはじめ、そして―。

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ご覧いただくとわかる通り、平坦な文章にパワーワードが散りばめられています。こういうシュールなの好きなんですよね、わたし。

ちなみに上記の内容が本編の9割程度を占めますので、「持て余す時間などない!」という方は映像を観なくても構いません。というかそんな人はこの記事すら読みません。

 

 

起 

で。本編は舞台背景を説明するおじいさんの語りから始まります。要約すると

・イギリスは貿易で儲けた反面、様々な疫病にも悩まされた。特にゾンビ感染症

・感染してすぐは自我があるが人間の脳を口にすると次第に意識がなくなっていく。

・貴族はロンドンを壁や堀で固めて閉じこもったが突破され全滅。生き残った人間は橋を一本だけ残して全て落とし、逆にロンドンにゾンビを閉じ込めた。

・富裕層は子女をジャパンへ送り出しサムライソードの修業をさせた。一般人はチャイナへ送ってクンフー少林寺拳法)を修業させた。

孔子曰く「これは大いなるバベルの塔計画終戦争の始まりに過ぎないのです。」

 

そしてストーリーが始まり、序盤でのダンスパーティーにゾンビが現れます。

エリザベス「お前は・・・死んだはずでは?!」

ゾンビ婦人「僕の名はエイジ 地球は狙われ(ズドン!)」

ダーシー「やったぜ」

いいですねぇ、過去作品もないのに唐突に表れる因縁のありそうなキャラ、そして即退場。

 

話は進み長女ジェーンがゾンビとタイマン、その後体調を崩してビングリーの館に運ばれます。

ゾンビに咬まれたのではないかと疑うダーシー、それに気づいて怒りを露わにするエリザベス。彼女は1人きりでジェーンの看病をします。

しかし実はジェーンはゾンビとの戦闘によって感染していた・・・のかは定かではありません。数日後、順調に回復しつつあるジェーンはエリザベスによって強引に迎えの馬車に乗せられて実家へ帰りました。これ以降このくだりは触れられません。

なんだったんだ、あの緊迫感を醸し出したシーンは・・・。

 

そこからは典型的なダメキャラのコリンズ牧師やなにやら秘密のありそうなウィカム、TheBossことレディ・キャサリンなど個性豊かなキャラクターが出てきます。出てくるだけです、尺の都合上であまり掘り下げられません。

 

そして中盤の山場と言えるダーシーからエリザベスへのプロポーズシーン!

 

「フフフ お馬鹿な お嬢様には お難しい お話をしたようだな ならば イエスか ノーかで答えてもらおう 私の妻になれ!!」

「ノゥ!!」

「イエスと言え!!」

「絶対にノゥ!!! おい、おっさん 分かってんのか? 俺はお前が嫌いだぜ? ノーとしか言わない女さ!!」

「ならば キミの心変わりを誘発しよう!」

「ムッ!?」

「ぶっちゃけウィカムが悪い!!! この事実を前にして キミは拒めるかな?」

「イエス

「! ノーとしか言わないハズ・・・!?」

 

そこからは熱い肉弾戦に突入。ダーシーとエリザベスの意地と誇りのぶつかり合い!

 

・・・なにやってんの、あんたたち・・・?

 

 

とまぁゴタゴタやっている内に知性を持ったゾンビ達が着々と人間領侵攻の準備を整えています。

ゾンビが信仰と農畜で人間と共存していこうっていうのはなかなか面白い着眼点だと思います。状況は違いますが漫画『ドリフターズ』も亜人種族に知性と農耕を与えていますね。

割とこういうテーマは一般的なのでしょうか、似たような作品があったら手に取ってみたいです。と、素直に関心してしまいました。

 

そんなこんなで「ゾンビの王に俺はなる!」と志したウィカムによって何人目かのなんとかいう妹が連れ去られ、ダーシーとエリザベスはそれぞれ別行動で救出に向かいます。

 

先に辿りついたダーシーは正気ゾンビ達に人間の脳を食べさせてパニックを起こしたり、馬に牢の鉄柵を破壊させたりと頭脳プレーで妹を救出しました。

馬を柵に繋ぐシーンで、この柵が牢に繋がっているのを示唆するカットってありましたっけ?鉄仮面4人衆に目がいって見逃してしまったのか、そうでなければ偶然馬が柵を壊してくれたように見えなくも・・・。

 

そしてパニックになったゾンビ達は人間領へと続く橋へ向かって猛ダッシュ。ダーシーがこいつらを覚醒させなければこんなことには・・・。いや妹を救出するためには仕方なかったし結果オーライ。

(もしただ単に知性を持ったゾンビを認めたくないが為に覚醒させたとしたらとんでもない迷惑行為ですけどね。モンキーゴーホーム!)

 

少し遡るのですが、人間側はゾンビを壁の内側へ閉じ込めるために最後の橋を爆破することを決意していました。タイムリミットは夜明けの太陽が見えたら!そんなあやふやな決め方なのに、なぜダーシーとビングリーは時計の時刻合わせをしたのでしょうか。

 

というわけで急いで橋へ向かうダーシーと妹にウィカムが追い付きます。人間とゾンビの指揮官として、過去に因縁を持つ二人として、最後の戦いが始まります。続きます。気づいたら夜明けになっています。

お決まりのパターンとはいえ、拮抗しすぎでしょ・・・。

 

ついにダーシーの日本刀がウィカムの胸を貫きますが、既にゾンビとなっていたウィカムには効きません。あわやダーシーの最期!と思われたところにエリザベスが登場。

ウィカムの腕を切り落とし胴体を馬で踏みつけます。なんか吉良吉影のラストを彷彿とさせるあっけなさ。

そこからは馬を走らせて橋へ向かい、爆発に巻き込まれながらも寸でのところで渡り切ります。しかしダーシーが目を開けることはありませんでした。

 

後日、レディ・キャサリンの邸宅でビングリーがジェーンに告白し二人は結ばれます。案の定生きていたダーシーもエリザベスと結ばれます。ダーシーはレディ・キャサリンの娘の許婚だったんじゃなかったっけ?そのせいで柱とレンガに押し潰されてしまった付き人とは・・・。

こうして二人×2は幸せなキスをして終了。

 

 

とはいかず、結婚式に迫りくる大量のゾンビとウィカム、4人の鉄仮面!

そうだよね、ちゃんとウィカムの脳を処理しないで馬で潰しただけだもんね。それまでに幾度となくゾンビの脳を始末するシーンを挟んでおきながらの詰めの甘さよ。

加えて後姿と振り返りの計2回しか出番がなかった鉄仮面達よ。ソードマスター大和の四天王ですらもうちょっとこう、見せ場があったよ・・・?

 

 

ちなみに私、このラストシーンがかなり好きです。纏めるのが面倒になって放り投げた鉄仮面達を出しつつ、あわよくば続編に繋げてやろうというがめつさ。

恐らく間違いなく続編はありませんが、この腑抜けた感じがたまりません。

 

終わりに

というわけで、突っ込みどころ満載のホラー?映画『高慢と偏見とゾンビ』を観終わりました。

冒頭に挙げたように、どうしようもなく持て余した時間に観るには最適ですね。あと宅飲みのつまみ代わりに。

 

人にわざわざ観てもらう程のオススメではありませんが、興味をもった人が観てくれて感想を言い合えたら楽しいかなって、そんな感じです。

 

最期に、いずれ本の『高慢と偏見』を読む機会が訪れた時、「なんか物足りねえなぁ、ゾンビとか」という思考に陥ってしまわないか不安で仕方ありません。

 

それでは次回も、なにとぞよしなに。