記念すべき第一弾として紹介させていただくのは、人に勧めにくいオススメ漫画家No.1こと黒咲練導先生です!!(ちなみにNo.2は道満晴明先生)
馴れ初め
私と黒咲作品の出会いは某雑誌にて掲載されていた超熱帯夜orgyでした。
その作中で繰り広げられる何気ない日常グルメ淫靡コメディにノックアウトされた私は、インターネット大辞典にて作者を調べて既刊を全て新品で大人買いしたのでした。
放課後プレイ
電撃4コマ コレクション 放課後プレイ (電撃コミックスEX)
- 作者: 黒咲練導
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2014/07/26
- メディア: Kindle版
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黒咲先生作品を代表するのはこちらの作品、「放課後プレイ」です!
ゲームオタクのずんぐりむっくり彼氏と、同じくゲームマニアな黒髪ロングヘアー黒タイツスタイル抜群ドS兼ドMめんどくさ彼女による、なんとなくゲーム4コマ漫画。
一般誌である電撃PSでの連載作品なのですが第一作からして、なんか、エロい。第二作・第三作になるにつれてどんどんエロくなっていく。
ナンバリングを経るにつれてエロは加速し最終巻のHighHeels3に関してはただのエロ漫画ですよあれ。
というわけで淫靡なビジュアル面のインパクトも強いんですが、(かなりマニアックな)ゲームネタも存分にちりばめられています。正直、半分も拾いきれていない…。
ここぞ!という名場面がある訳ではないのですが、なんとなく心に侵食してくる魅力があるシリーズです。各巻の紹介は後日のネタの為にとっておきます。
楽園 短編集
上記の放課後プレイシリーズは既に連載に一区切りがついているため、現時点で定期的に黒咲作品成分を摂取できるのは「楽園 le paradis」という雑誌での連載作品群です。
この雑誌、知名度こそ高くはありませんが一世を風靡したあの作家や新進気鋭のこの作家等、豪華な執筆陣が揃っていて侮れません。
楽園では1話読み切りの単発作品や十数話からなる短編シリーズなどの形式で作品を発表しています。この内、シリーズとして掲載されている「レセプタクル」「レセプタクルafter」は放課後プレイに所縁のあるキャラクターが主人公となるなどクロスオーバー要素も盛り込まれています。
(よく巷では「前作を知らなくても楽しめる!」といった売り文句を目にしますが、前作・関連作品を知っている方が楽しめるのは確定的に明らかなので放課後プレイシリーズも目を通すことをお勧め致します。)
その他
上記以外でも黒咲作品は発表されており、単行本化されているのは冒頭に挙げた超熱帯夜orgyです。掲載誌は成人誌ですが単行本は全年齢向です。誰が何と言っても全年齢です!たとえ多感な思春期に読んでしまって性癖が歪んだとしても全年齢です!!
他にもヤングジャンプアオハルに掲載された幻の短編があるのですが、単行本に載る機会は無いんだろうなぁ。電子書籍で復刊してくれるとありがたいのですが…。
終わりに
黒咲練導先生の作品は、はっきり言って読む人をかなり選びます。作品毎に描写の強弱も異なるので好きな作品・ニガテな作品も大きく分かれることでしょう。
しかしどの作品にも共通するのは、「フェティッシュの追究」です。自分の性癖をとことんブラッシュアップして作品にぶつける!ついてこられない人も居るだろうけど、自分はこれが描きたいんだ!という思いをビシバシと感じます。
私も作品のすべてを礼讃しているわけではありませんが、黒咲先生の”突き抜けた自己表現”にいつも衝撃を受け感銘を受けています。
それでは次回も、なにとぞよしなに。
…というタテマエはさておき、ポップでとっつきやすい要素も多分に含まれておりますので、是非ともお手に取っていただけると幸いです。放課後プレイ1や放課後プレイHighHeels1辺りから読み始めるのがオススメです。
次回から各作品の紹介をしていきます。なにとぞよしなに