偶には情報募集系の記事を書いてみてもいいんじゃないでしょうか。その為のインターネット、ワールドワイドウェブなのですから。
ということで、今日は長年探している物についての情報提供を頂けたらと思い記します。
私が探しているのは柊(ヒイラギ)柄で正絹(シルク)の布です。
私はスーツをビスポークするのですが、ビスポークの醍醐味と言えば自分好みにカスタマイズすることができるという点です。
そこで私はひらめきました。
冬用スーツの裏地に冬の植物を模した柄の生地を使えばかっこいいはず!と。
思いついたら即検索!最終的に候補として絞られたのが柊でした。
セイヨウヒイラギはクリスマスのモチーフとして有名です。和柊もその葉の堅さから魔除けとして、日本では古くから親しまれてきました。
ある方が「スーツは現代の鎧である」と言ったとか言わないとか、これに絡めるわけではありませんが裏地に魔除けのまじないをするというのもなかなか洒脱でありましょう。
続いて、スーツの裏地として使う為に決めなければいけないのは材質です。
スーツの裏地には滑りの良さと耐久性の高さが求められます。一般的に使用されるのはポリエステル、キュプラ(綿の再生原料)、シルク(絹)などです。高価な物になるとアルパカ等が使われるようですが、私如きには手が届く代物ではありません。
まず第一に探したのはキュプラです。これは中堅~高級スーツまで幅広く使われるもので、私も主にキュプラを愛用しています。しかしキュプラ生地は無地が多く、柄物もチェックやストライプ、ペイズリー等の定番の物ばかりです。これは生産の難しさや耐久性など、諸々の事情があるようなのですが・・・。
次に検討したのがポリエステルです。これに関しても行きつけのテーラーさんと相談しては見たものの、やはり思い描いていたような柄は見つかりませんでした。
そしてついに辿りついたのがシルクでした。それも和服の生地として用いられる正絹です。今では高級素材の部類に属しますが、シルクはかつてスーツの裏地として広く使われていたようです。
また今回テーマとしているのが和柊ということもあり、和服に使われる正絹の反物であればピッタリの物に巡り合えるのではないかと考えました。
それからは地元の呉服屋や手芸屋を回って生地を探しました、しかしこれがもう全く見つかりません。かろうじて大柄なものもあったのですが、柄が大きすぎて上手に収まりませんでした。
かつて一度、イメージにピッタリなものも見つかったのですが品切れの為あえなく断念。(ちなみに京都のきもの京小町さんというショップで見つけたものでした。)
それ以来、暇を見つけては生地を探しているのですが、結局巡り合えていません。
と、いうわけで、和柊柄の正絹布に心当たりがおありの方は是非とも連絡を頂きたい!ごわごわの硬いツイード地の裏地を柊柄で彩るのが夢なのです。
どんな些細な情報でも構いません。お待ちしております。
それでは次回も、なにとぞよしなに