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使い捨てない! ハクキンカイロのススメ

11月に入ってからめっきり寒い日が続いております。めっきりってどういう意味なんでしょう?

 

秋から冬に移りつつあるこの時期は防寒対策がなんとも微妙なタイミングでもあります。コートを着る程には寒くないけど、厚着では昼暑くて夜寒い。

そんなときに重宝するのがマフラー・手袋・カイロです!

 

で、今日はその中でもカイロに注目したいと思います。

 

 

そもそもカイロって何?

懐炉 - Wikipedia

 

カイロは「懐(ふところ)に入れる炉」という意味で懐炉と書きます。

詳しい説明は上記リンクの大百科参照なのですが、ここでは要点だけかいつまんで書きます。

 

1)はじまりは熱した石を布に包んで暖をとる"温石"というもの。

2)江戸時代には既に化学反応を利用した"灰式懐炉"が普及していた。

3)大正末期に日本で"白金懐炉"が発明された。←今回の主役です

4)1970年代から"使い捨てカイロ"が広く普及するようになった。

5)"電子レンジカイロ""電池式カイロ""エコカイロ"などバリエーション豊富に。

 

今現在、最も普及しているのは鉄の酸化現象を利用した"使い捨てカイロ"ですが、懐炉全体の流れを見ると4番を除くほとんどの方式では本体を再利用していることがわかります。

 

そして今回の記事では3番の白金懐炉ハクキンカイロ)を紹介します。

 

 

ハクキンカイロって何?

www.hakukin.co.jp

 

ハクキンカイロはプラチナ(白金)の触媒作用を利用して気化したベンジンをゆっくりと酸化発熱させることで暖をとる懐炉です。ここでポイントとなるのは可燃性の液体であるベンジン燃焼させるのではなく、酸化させるということです。

 

ベンジン原油から精製される揮発性の高い可燃性の液体で、日常では衣類のしみ抜きに使われることがあります。

性質としてはガソリンに近い為、火を付ければわずかな時間で燃えてしまいます。

 

しかしハクキンカイロは触媒作用をによって燃焼ではなく酸化させることで発熱させます。すると発熱時間が格段に伸びる上、火が発生しない為に火災の心配もありません。

 

またハクキンカイロは発熱効果が極めて高く、発生熱量は一般的な使い捨てカイロの10倍以上!(メーカー公表値では13倍)にもなります。そして利用可能時間も長く、スタンダードタイプでベンジンを満タンに充填した場合、24時間発熱し続けます。

 

特筆すべきはやはり使い捨てタイプとは比べ物にならない程の発熱量です。発熱を始めてから数分で最高温度に達するのですが、はっきりいって熱いです。付属品としてフリース素材のカバーがついているのですが、これを被せてようやく持てるという程に。

 

そんな安全で熱い暖かい使い方も簡単で、

1)本体にベンジンを充填する。

2)セットしたプラチナ触媒(中蓋)をライターで加熱する。

3)外蓋をしてカバーをかぶせる。

この3ステップで利用することが出来ます。

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ハクキンカイロの魅力

とても暖かい

上述の通り、ハクキンカイロは使い捨てカイロの10倍以上の発熱量をもっています。カイロは寒い時に使う道具ですので、温度が高ければ高いに越したことはありません。気温が高くなってきたときは鞄などにしまっておけばいいだけですからね。

 

長時間使える

使い捨てカイロは発熱時間自体は数時間ありますが、実際に暖かさを感じられるのはせいぜい1時間程度です。

一方、ハクキンカイロ最大24時間まで発熱可能で温度も殆ど変わらない上、ベンジンの充填量によって発熱時間の調整も可能です。

 

エコロジー

ハクキンカイロの本体は何度でも再利用が可能です。消耗するのはベンジンと、数年に一回交換が必要なプラチナ触媒だけです。ベンジンも燃焼されるわけではないので有害ガスは発生せず、酸化反応によるクリーンな気体が大気中に放出されます。

その為、使い捨てカイロと比べて物質的なロストが少なく、環境に優しいカイロなのです。

 

かっこいい&楽しい

ベンジンを充填して、プラチナをライターで炙り、懐に忍ばせる。本体は長年使うことが出来て、たまにメンテナンスをしてやる。

男の子のロマンがつまっていてとても、かっこいい、楽しい・・・。

 

 

ハクキンカイロのデメリット

ここまでは良い所ばかりを紹介してきましたが、使っている内に当然ながらデメリットを感じる場面も多々あります。

 

熱すぎる

ハクキンカイロは基本的にカバーをして使うのですが、そのままだと非常に熱いです。万が一、小さな子ども等が直に触るとやけどしてしまう可能性もあります。これはカイロに限らずストーブやファンヒーターにも言える事ですが、使い方には十分に注意する必要があります。

 

準備が必要

使い捨てカイロの最大のメリットは使い方が簡単ということです。袋から出して振るだけで発熱を開始します。

一方でハクキンカイロベンジンを充填し忘れたり手持ちのライターがなかったりと、うっかり使えないということがあります。

寒い日やその前日などに前もって準備をしておくことをお勧めします。

 

独特なにおい

ベンジンは大雑把にいってしまうとガソリンの仲間なので独特なにおいを発します。ハクキンカイロはその性質上カイロ本体の内外で空気が循環する為、使用中はベンジンのにおいがします

私はもう慣れてしまいましたが、どうしても慣れない方は腰回りや背中側など鼻から遠い場所で使ったり、カバーを加工したりといって工夫をすると軽減されるでしょう。

 

 

タカビシ化学 カイロ用NTベンジン 500ml

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終わりに

私は今年でハクキンカイロを使い始めて3年目になり、もう使い捨てカイロには戻れない身体になってしまいました。

今年はハクキンカイロに関して、以下の2つに挑戦します。

1)お手製のハクキンカイロカバーを作成する。
2)ベンジンを持ち運べる小型容器の確保。

 

1番はフランネルの端切れ生地を仕入れたので、時間をみてお裁縫したいと思っています。

2番は小旅行などの際に1~2回程度補充したいので、揮発せずに持ち込める容器を探しています(長期であれば大ボトルで持っていけるので)。

 

これから到来する冬本番、使って楽しく暖かいハクキンカイロを試してみてはいかがでしょうか。

 

それでは次回も、なにとぞよしなに。